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無足場工法とは?足場を組む工事との違いやメリットを徹底解説

2024年1月10日

建設現場において、「無足場工法」という言葉を耳にすることが増えていますが、その実態やメリットは明確に理解されていないことが多いです。

本記事では、従来の足場を組む工事とは一線を画す「無足場工法」の概念を分かりやすく解説します。この工法を知ることで、工事の安全性、コスト削減、施工期間の短縮といった数多くのメリットを享受できる可能性があります。

読み進めることで、建設現場の新しい選択肢を発見し、より効率的で安全な工事計画を立てる手助けとなるでしょう。

無足場工法とは

無足場工法とは何かを解説していきます。

無足場工法は足場を組まない施工方法

無足場工法は、建物の修繕や改修作業を行う際、従来の足場を組む方法を用いずに実施される技術です。

この工法では、屋上に設置された特殊な機械を使用し、作業員がロープやゴンドラによって直接作業場所へアクセスします。安全のために作業員は命綱を装着し、高所での作業を行います。この方法は、従来の足場を使う工法と比較して、設置や解体にかかる時間と労力を大幅に削減できるのが特徴です。

 

無足場工法はどんなときに行う?

無足場工法は、特に足場の設置が困難な場所や、迅速な作業が求められる状況で有効です。

例えば、狭い敷地内や複雑な建築構造を持つ建物では、足場を組むのが難しい場合があります。また、雨天時には足場が滑りやすくなり、作業の安全性が低下しますが、無足場工法ではそのような天候の影響を受けにくいです。このため、安全かつ迅速に作業を進めることが可能になります。

 

無足場工法の種類

無足場工法にはどのような種類があるのか、以下で解説していきます。

ゴンドラ

ゴンドラ工法では、可動式のゴンドラを建物の屋上から吊り下げ、作業員がその中で作業を行います。

この方法の利点は、ゴンドラの中で複数の作業員が同時に作業を進めることができるため、作業の効率が良いことです。しかし、他の無足場工法に比べて必要な設備が多く、その結果としてコストが高くなる傾向にあります。特に、大規模な修繕や改修作業において、ゴンドラ工法の利用が検討されます。

 

高所作業車

高所作業車を使用する方法では、特別に設計された車両に高所作業用のプラットフォームを備えています。

この工法は高さが比較的低い建物での使用に適しており、屋上に特別な設備を設置する必要がありません。しかし、作業を行うためには車が進入できる十分な広さの空間が必要です。さらに、安全な作業のためには、周囲の道路整備や作業員の配置が必要になります。

 

ロープアクセス

ロープアクセス工法では、作業員が特殊なロープを使って建物の屋上から吊り下がり、施工を行います。

過去には安全性に疑問が持たれていましたが、産業用ロープの技術進歩により、安全性が大幅に向上しました。現在では、この方法は広く認められており、特に狭いスペースや複雑な構造を持つ建物の修繕や改修に有効です。ロープアクセス工法はその柔軟性と高い安全基準により、多くの建設現場での選択肢となっています。

 

無足場工法のメリット・デメリット

無足場工法のメリット・デメリットをそれぞれお伝えします。

無足場工法のメリット

工期が短い

無足場工法の最大のメリットの一つは、工期の短縮です。

従来の足場を使う工法と比べ、無足場工法では足場の組立てや解体に要する時間が不要です。これにより、工事全体のスケジュールを大幅に短縮することができます。特に都市部の狭い敷地や交通量の多い場所での工事では、この工期の短縮は大きな利点となります。

迅速な施工は、周辺への影響を最小限に抑えることにもつながります。

 

施工費用が安い

無足場工法には、施工費用の削減という大きな経済的メリットもあります。

足場を組むための材料費や人件費が不要になるため、全体的なコストが低減されます。また、工期が短いため、工事に伴う間接費も削減されることが一般的です。このコスト削減は、特に大規模な建築物の修繕や改修工事において、顕著な効果を発揮します。

低コストで効率的な施工が可能になるため、建築オーナーにとっても魅力的な選択肢です。

 

防犯性が高い

無足場工法は、防犯性の面でも優れています。

足場を設置することなく作業を行うため、不審者が建物内部に侵入するリスクが低減されます。特に、足場が建物のセキュリティに穴を開けるリスクがある地域や、セキュリティを重視する施設では、このメリットが重要視されます。

 

無足場工法のデメリット

広範囲の施工には向かない

無足場工法には、広範囲の施工には不向きというデメリットがあります。

足場工法の場合、作業員が足場を利用して自由に移動でき、広い範囲での作業が可能ですが、無足場工法では移動範囲が限られます。これにより、広い面積の補修や修繕作業を行う際には、足場工法の方が効率的に作業を進めることができる可能性が高まります。

特に、大規模な建築物の場合、この限定的な移動範囲は顕著な問題となり得ます。

 

施工後の確認が難しい

無足場工法では、施工箇所への立ち入りが作業員に限られるため、施工後の確認作業が難しいという問題があります。

外壁修繕後の状態を建物所有者や居住者が直接目で確認することは困難で、多くの場合は写真による確認に頼らざるを得ません。このため、施工の品質を直接的に把握することが難しく、特に細かい仕上がりを重視する場合には不安を感じることがあります。

 

技術を持った業者が少ない

無足場工法は注目度が高まっているものの、特に地方ではこの工法に対応している業者が足場工法の業者に比べてまだ少ないというデメリットがあります。

足場が組めない場所での作業やコストと工数の削減を望む場合でも、無足場工法を提供できる業者が見つからない可能性があります。このため、利用者は限られた業者の中から選ぶ必要があり、地域によっては選択肢が限定される可能性が高いです。

 

足場が組めない現場、ピンポイントでの施工ならロープアクセスがおすすめ

足場が組めない現場やピンポイントでの施工なら、ロープアクセスがおすすめです。その魅力をお伝えします。

ロープアクセスの魅力

高所作業が使えない狭小地でも対応可能

ロープアクセスは、狭小地や複雑な建物構造においてその真価を発揮します。

足場が組めない、高所作業車が入れないような限られたスペースでも、ロープアクセスによる施工は可能です。作業員は専用のロープを用いて高所へアクセスし、必要な修繕や補修を行います。この方法は、都市部の狭い敷地や複雑な形状を持つ建物での作業に特に有効で、場所を選ばず柔軟な対応が可能です。

 

安全性も十分保証されている

ロープアクセスは、その安全性の高さでも知られています。

作業員は厳格な安全基準に基づいた訓練を受けており、専用の安全装置を装着して作業を行います。これにより、高所での作業でも安全性が十分に保証されています。また、安全基準の進化により、以前に比べて安全性が大幅に向上したことも、ロープアクセスの信頼性を高めています。

 

工費が削減できる

ロープアクセスを利用することで、工費の削減も期待できます。

足場の設置や撤去に必要な材料費や人件費が削減されるため、全体のコストを下げることが可能です。また、工期の短縮もコスト削減に寄与します。効率的な作業により、短期間での施工完了が可能であり、これにより間接費も低減されます。

コストと時間の両方において効率的なロープアクセスは、特に予算や時間に制約のあるプロジェクトに最適な選択です。

 

建物の調査・補修ならトリプルワイにお任せください

都心で実績を誇るトリプルワイは、ロープアクセスのエキスパート集団として、東京都内をはじめとする多数の施工実績があります。

私たちの最大の強みは、長年にわたる豊富な経験と高い技術力です。これにより、お客様の様々なニーズに応え、安全性と品質の両方を確保しています。加えて、ロープアクセスだけでなく足場設置にも対応しているため、建物の特性や状況に合わせた最適な施工方法をご提案します。

建物の状態を正確に把握し、最良の解決策を提供することが私たちの使命です。

ロープアクセスを使った建物の調査・補修ならトリプルワイにお任せください。

 

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