今回は海老名駅、近郊の駐車場でタイルの浮きを タイル固定工法(S・MC工法)を用いて補修させていただきました。
S・MC工法とはタイルの浮き部に対して剥落・落下防止を目的とした補修工法となります。
まずは打診棒を使いタイルの浮き部を調査し、マーキングをします。

スーパードリル(無振動ドリル)という専用のドリルを使用し、タイルの中央部に穴を開けます。
従来のドリルと違いこのスーパードリルは振動が少ない為、施工時にタイルが割れてしまうことなく穿孔することができます。

穿孔部に専用の注入ノズル(パーフェクトノズル)を用いてエポキシ樹脂を注入していきます。
パーフェクトノズルは穿孔部の奥から注入することが可能でコンクリート面とタイル面をしっかりと合着させることができます。

注入後はステンレス製のピンを注入した材料に絡めるように差し込んでいきます。
従来のハンマーで打ち込みを行うとタイルが割れてしまうので、無振動ハンマーを用いて打ち込みを行います。
ピンには既存タイルの色に調色されたキャップがついており、施工部が目立つことのない仕上がりになります。

打ち込み時に中に注入したエポキシ樹脂がはみ出してしまうのでしっかり清掃を行い、施工完了となります。

triple-yでは足場を使わない無足場工法(ロープアクセス)を活用し、足場材が立てられないような狭い現場や足場を立てるのが大変な高所での施工も可能です。