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ベントキャップの施工方法をご紹介、ロープアクセスであれば単体での交換もおまかせ

2020年6月9日

東京都武蔵村山市・立川市を拠点とし、ロープアクセスを用いた改修工事、外壁打診調査を行う(株)triple‐yです。
 
弊社は主にビルやマンション、商業オフィスビルななどの高層建築物に対し年間450現場「外壁打診調査」を行っております。
 
本日ご紹介したい施工は、外壁打診調査…ではなく、神奈川県の4階建てマンションを対象に行った、ロープアクセスを用いた「ベントキャップ」の交換作業です。
相談を受けてより、どこに原因があるのか究明する所からが弊社の仕事です。
 
お客様にお話しを詳しくお伺いしたところ、頭を悩ませる雨漏りは”強風が伴った”場合に症状が見られるようです。
 
そこで弊社は雨漏りの原因をベントキャップと判断しました。
 
ベントキャップ
 
一口にベントキャップと申しましても、実は施工された時期によって構造に少し違いが確認できます。上記写真はひと昔のベントキャップ。丸い形状をしており、開口部が横から見えていることが特徴です。
 

ベントキャップはなぜあるのか?

ベントキャップとは、外壁に設置する換気や排気の開口部に取り付けるフタのことを指します。換気だけでなく、虫が入るのを防いだり、雨水の侵入を防いでくれる役割を果たしています。
 
2003年の建築基準法の改正によって、住宅用換気設備による24時間の換気が義務付けられました。そのため、一般の住宅でも外壁に露出するようになり、最近はデザインに凝った商品なども発売されています。
 
タイプもそれぞれあって、吹き出し方向を自由に動かせるタイプのものや、防風版のついたもの、結露の水を自然に蒸発させてくれるものまで様々です。
 
また外壁だけでなく軒天(軒裏の天井部分)に設置される場合もあり、ホコリや鳥のフンが原因で発生する汚れなどの目詰まりを防ぐためにも定期的な清掃が必要となります。
 
お伝えしたように、ベントキャップは開口部へ”虫”や”雨水”の侵入を防ぐことが目的なのですが、実はこの古いタイプのベントキャップは、強い風が横から吹いた場合、雨水が侵入する可能性を持っているのです。
 
お客様のマンションに設置された古いタイプのベントキャップには、「上からカバーをかける」「雨漏り防止機能が付いたものに交換する」などの処置を施すことで、雨漏りの原因をもとから断つことが可能です。
 

ベントキャップの劣化

ベントキャップはどこが劣化しやすいのでしょうか?
順番としては、ベントキャップと建物をつなぐ部分のシーリングが劣化して、雨漏りなどのトラブルが発生します。
その後放っておくと、やがて上部カバーが錆び始め、ボロボロになりベントキャップそのものが劣化してきます。
 
シーリング部分の劣化であれば、打ち替えをすれば済みますが、何度もロープを使用した工事になると費用が高くついてしまうので、シーリング以外の部材を交換した方が良い場合が多いです。
こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
ベントキャップ交換
 

ベントキャップの交換

 
ベントキャップの交換自体は難しい施工ではありません。
 
実は、ベントキャップはシーリング材(簡単には緩衝の役割も果たす糊のようなもの)で止まっているだけの簡単な作りなのです。
 
上にも書いた通り、今回は既存のベントキャップを取り外し…
 
ベントキャップのイメージ
 
新しいベントキャップを取り付け、シーリングで周りを固めることで施工は完了します。
ベントキャップのイメージ
 
新しく取り付けられたベントキャップは換気の穴が上下についており、換気量を確実に確保するだけでなく、中に雨水の侵入を防ぐプレートが入っております。
 
外壁と色が似ているため見た目も非常によくなりました。
 
このように、施工自体はとても簡単なのですが、立ち返って考えたいのは、ベントキャップの設置箇所です。
 
四階の外壁となると、施工にあたる職人がどうその箇所に行くのか、が作業の規模を左右するのです。
 
たとえば、「足場」を組み立てて対処することも出来るのですが、
 
足場を用意するとなると交換作業を行う前後に”足場を組み立てる余分な作業”が発生してしまい、それだけ人件費も時間もかかってきてしまいます。
 
また、施工する対象は集合住宅であることも、今回のポイントです。
 
足場組み立て作業には騒音が伴いますので、居住者様に不快感を与えてしまう原因にもなります。もちろん作業中には敷地内のスペースを奪ってしまうことも避けられません
 

弊社の工法はロープアクセスです。

 
施工箇所に垂らしたロープをつたって作業を行うため、同じベントキャップ交換作業でも、居住者様に不快な思いをさせませんし、時間も短く費用も安く抑えることが可能になるのです。
 
ロープアクセスを用いた高所作業は、打診調査だけではありません。
 
今回のように、簡単な施工であるものの、高所であるために融通がきかない箇所への施工の時にも真価を発揮します。
 

お困りの際はトリプルワイへ

お困りの事が有りましたらご相談ください。ロープアクセスで解決できることがあるかもしれません。
 
お客様のご都合に合わせて施工を提案することをお約束いたします!

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