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コラム

ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?安全性・費用・資格などを徹底解説

高所作業の現場でよく聞かれる「ロープアクセス」と「ブランコ作業」。これらは似ているようで、実は使う道具や作業方法、安全性、費用、資格まで多くの違いがあります。

この記事では、両者の違いを初心者にもわかりやすく解説し、企業や個人がどちらを導入・選択すべきかを判断する材料を提供します。

安全性を重視したい現場や、コストを抑えたいケースなど、目的に応じて適した方法を選ぶことが重要です。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?基本的な特徴を比較

ロープアクセスとブランコ作業はどちらも高所作業で使われる方法ですが、その仕組みや考え方には明確な違いがあります。ここでは基本的な違いを紹介します。

使用する道具やシステムが異なる

ロープアクセスでは、2本のロープ(作業用ロープと安全用ロープ)を使用するのが基本です。安全ロープには落下時の命綱の役割があり、万が一の事故に備えています。

一方、ブランコ作業では1本のロープを主に使用し、簡易的な吊り具(ブランコ型の椅子)に座って作業を行います。安全対策として補助ロープをつけることもありますが、基本は1本のロープで動きます。

このように、使用するロープの本数や構造が大きく異なるため、安全性や作業効率にも影響が出ます

また、ロープアクセスでは専用の下降器や上昇器、バックアップ装置など、高度な装備を用いるのが特徴です。

作業員の姿勢や動き方に違いがある

ロープアクセスは、登山技術を応用した動き方をします。体をロープに預けながら、上下左右に自在に移動できます。両手を自由に使えるため、精密な作業にも向いています。

ブランコ作業では、基本的に椅子に座った姿勢での作業が多く、移動は少なくなりがちです。高所に吊り下がっているというより、「座って作業する」スタイルです。

作業の内容や求められる動きに応じて、どちらの手法が向いているかが変わってきます

例えば複雑な補修作業や点検にはロープアクセスが向いており、単純な清掃や塗装にはブランコ作業でも対応可能です。

海外と日本での呼び方に違いがある

ロープアクセスは英語で「Rope Access」と呼ばれ、国際的に認知された技術です。海外ではIRATA(アイラタ)やSPRATといった団体が技術や安全基準を管理しています。

日本では、ブランコ作業という言葉が古くから使われてきましたが、これは日本独自の呼称です。安全管理や手法の進化と共に、近年ではロープアクセスの普及が進んでいます。

呼び方だけでなく、安全意識や技術基準にも違いがあるため、用語を正しく理解することが大切です

特にグローバルな現場で働く場合には、ロープアクセスという用語とその定義を知っておくことが求められます。

ロープアクセスとブランコ作業の安全性の違いとは?事故リスクや管理体制を解説

高所作業において、安全性は最も重要な要素です。ここではロープアクセスとブランコ作業の安全面での違いを解説します。

ロープが2本使用されるか1本かの違いがある

ロープアクセスでは、万が一1本のロープが切れてももう1本で安全が保たれるように、2本のロープを使います。作業用ロープとは別に、安全確保のためのバックアップロープが必ずあります。

一方、ブランコ作業では基本的に1本のロープを主に使うため、1本切れた場合のリスクが高くなります。補助ロープが使われるケースもありますが、使用が義務づけられていない場合もあります。

この点が、事故のリスクや安全意識に大きな違いをもたらしています

特に高所での長時間作業や複雑な作業には、2重の安全が確保されたロープアクセスが適しています。

国際基準に基づく管理体制かどうかが異なる

ロープアクセスは、IRATAやSPRATといった国際的な安全基準に基づいて実施されます。これらの団体は講習、認定、作業手順、安全管理まで一貫した基準を設けています。

ブランコ作業には明確な国際基準が存在せず、作業方法や安全管理は作業者や企業に任される部分が多いのが実情です。

従って、管理体制や教育体制の整備においてはロープアクセスの方が優れていると言えます

現場でのトラブルや事故を未然に防ぐには、明確なルールと訓練が重要です。

使用する安全装備のレベルが異なる

ロープアクセスでは、フルボディハーネスや下降器、バックアップ装置など、多くの高性能な安全装備を使用します。装備ごとに点検や定期的な交換が義務づけられており、管理体制も厳格です。

一方、ブランコ作業では装備の選定や使い方に自由度が高く、場合によっては簡易的なハーネスや器具が使われることもあります。

装備のレベルが安全性に直結するため、企業側の意識や管理体制が問われます

作業者の命を守るために、信頼性の高い装備を正しく使用することが不可欠です。

ロープアクセスとブランコ作業の費用の違いとは?コストの内訳を比較

導入や作業を依頼する際に気になるのが費用面です。ここではロープアクセスとブランコ作業にかかるコストの違いを見ていきます。

人件費のかかり方が違う

ロープアクセスでは、高度な技術と国際資格を持つ作業員が必要なため、人件費はやや高めになります。一人ひとりのスキルが高いため、作業の精度や安全性が高い反面、コストも上がります。

ブランコ作業は、比較的短期の訓練で現場に出られる場合もあり、人件費を抑えやすい傾向があります。

そのため、単純な作業や予算を重視する現場ではブランコ作業が選ばれることもあります

ただし、事故時のリスクを考えると、安さだけで判断するのは危険です。

装備や資材のコストに差がある

ロープアクセスは専用の装備が必要で、道具の数や質も高いため、初期導入費用がかかります。また、装備の点検・交換・保守にもコストがかかります。

ブランコ作業では装備の種類が少なく、シンプルな器具で作業できることから、導入コストを抑えやすいです。

しかし、安全装備にかかるコストは、万が一の事故リスクを避けるために必要な投資と考えるべきです

コスト削減のために安全性を犠牲にすることは避けましょう。

作業時間によるコストの変動がある

ロープアクセスは作業効率が高く、複雑な現場でもスムーズに作業できるため、結果的にトータルコストを抑えることが可能です。

ブランコ作業では、移動のしづらさや作業範囲の制限から、作業時間が延びる場合があります。結果として人件費や現場費用が増えるケースもあります。

作業内容や現場環境によって、どちらの手法がコストパフォーマンスに優れているかは異なります

現場ごとの特性を見極めた上で判断することが重要です。

ロープアクセスとブランコ作業の資格の違いとは?必要なスキルと取得方法

ロープアクセスとブランコ作業では、作業者に求められる資格やスキル、講習内容にも大きな違いがあります。ここでは資格の取得方法や、どのような能力が求められるのかを詳しく見ていきましょう。

必要とされる講習や試験の内容が異なる

ロープアクセスでは、IRATA(国際ロープアクセス協会)やSPRAT(北米のロープアクセス団体)などの認定を受ける必要があります。これらの資格はレベル制になっており、Level 1からLevel 3まで段階的にスキルを習得していきます。

講習では、ロープの設置方法、下降・上昇技術、救助法、安全確認手順などを学び、最後には実技試験と筆記試験が行われます。

一方、ブランコ作業では法的に義務付けられた明確な資格がない場合も多く、講習も会社独自の内容になっていることがあります。

ロープアクセスはより体系化された訓練があり、安全性と技術力を客観的に証明できる点が大きな強みです

国際認証か国内資格かで分かれる

ロープアクセスではIRATAやSPRATといった国際認証が主流で、世界中どこでも通用する資格です。そのため、海外現場でも働けるスキルを持つことができます。

ブランコ作業では、日本国内の民間団体や会社ごとの認定資格が多く、海外では通用しないケースもあります。

グローバルな現場での活動を視野に入れるなら、ロープアクセスの国際資格を取得するのが有利です

逆に、日本国内の限られた作業にしか携わらない場合は、最低限の講習でも現場に出られる可能性があります。

取得できる場所や団体が異なる

IRATAやSPRATの講習は、認定されたトレーニングセンターでのみ受講可能です。日本国内にもIRATA認定校があり、数日間の集中講習で資格を取得できます。

ブランコ作業の講習は、各業者や建設会社が独自に実施している場合も多く、内容や日程、難易度にばらつきがあります。

きちんとした技能と知識を身に付けたい場合は、信頼できる団体や講師のもとで訓練を受けることが重要です

また、資格取得後も定期的な更新やスキルチェックが必要なケースがあるため、継続的な学習姿勢が求められます。

ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?それぞれに向いている作業現場とは

ロープアクセスとブランコ作業は、それぞれ得意とする作業環境や現場があります。ここでは具体的な現場例を挙げながら、どちらの手法が適しているのかを紹介します。

高層ビルなどの都市部ではロープアクセスが使われやすい

都市部の高層ビルや大型施設では、作業の安全性や精度が重視されます。複雑な形状の建物や、窓ガラスの清掃、外壁点検など、繊細な作業が必要な場面も多くあります。

このような現場では、高い安全性と柔軟な動きが可能なロープアクセスの方が適しています

また、ロープアクセスは足場を設置する必要がないため、コストや工期の削減にもつながります。

都市部では騒音やスペースの問題もあるため、静かで省スペースなロープアクセスは有利です。

ビル清掃や補修など単純作業ではブランコ作業が多い

比較的単純な作業や短時間で終わる作業では、ブランコ作業が選ばれることもあります。特にビルの窓清掃やペンキ塗りなど、繰り返し作業が多い現場です。

このような作業では、コストを抑えつつ短時間で終えられるブランコ作業が適している場合があります。

ただし、安全性に配慮しないまま安価に済ませようとすると、事故リスクが高まるので注意が必要です。

現場ごとにリスク評価を行い、適切な方法を選択しましょう。

狭小スペースや複雑な構造物にはロープアクセスが適している

タンクの内部や橋梁、プラント設備など、足場が組めない場所や狭い空間での作業には、ロープアクセスの機動力が発揮されます。

ロープアクセスは小回りがきき、狭い場所でも効率的に作業ができるという大きなメリットがあります

また、構造物の形状が複雑で、従来の工法では対応できないような場所にも適しています。

このような現場では、安全性と柔軟性を両立できるロープアクセスが非常に有効です。

ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?導入を検討する企業が知っておくべきポイント

企業がどちらの手法を導入すべきか判断するには、現場の特性だけでなく、教育体制や安全基準など複数の観点が必要です。ここでは検討時のポイントを紹介します。

業務内容によって適した手法が異なる

まずは自社が行う業務内容を明確にしましょう。精密な点検や複雑な補修が多いのであれば、ロープアクセスの方が安全かつ効率的です。

一方で、定期的な清掃や簡単なメンテナンスが主な場合は、ブランコ作業でも対応可能です。

作業の難易度、安全性の要求度、必要な機材などから最適な手法を選ぶことが重要です

現場の規模や作業頻度によってもコストパフォーマンスは変わってきます。

安全基準をどこまで重視するかが重要

事故のリスクを最小限に抑えるためには、安全基準の高さがカギとなります。ロープアクセスは国際基準に則った管理体制があり、安全対策が徹底されています。

企業としての社会的責任や、従業員の命を守る姿勢が問われる中、高い安全基準を満たした手法を採用することが信頼にもつながります

万が一の事故が発生した場合の損害や企業イメージへの影響も考慮する必要があります。

継続的な教育や訓練体制が必要かどうかを確認する

ロープアクセスでは、資格取得後も定期的な講習やスキルアップが求められます。これにより技術の向上と安全意識の維持が図れます。

企業がロープアクセスを導入する場合、継続的な訓練体制を整える必要があります。

ブランコ作業でも、独自の教育体制を整えれば、安全性を高めることは可能です。大切なのは、「導入して終わり」ではなく、「継続的に育てる体制づくり」です。

教育体制が整っているかどうかは、長期的な企業の成長にも関わってきます。

まとめ|ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?安全性・費用・資格を徹底比較

ここまで、ロープアクセスとブランコ作業の違いを「安全性」「費用」「資格」「現場特性」の観点から詳しく比較してきました。それぞれに特徴があり、どちらが優れているかは現場のニーズによって異なります。

作業の目的や現場環境で選び方が変わる

単純な清掃作業などではコストの低いブランコ作業が適する場合もありますが、複雑で高リスクの作業ではロープアクセスが有利です。

目的と現場環境に合わせて、最適な手法を選ぶことが成功のカギです

選択ミスが大きな事故や損害につながることもあります。

作業内容を正しく把握し、長期的な視点で選びましょう。

安全性と資格制度の充実度で判断するのが重要

ロープアクセスは国際的な資格制度や装備、安全体制が整っており、高い安全性を持ちます。企業の信頼性にもつながるため、長期的な視点での導入を検討する価値があります。

「安い」だけで選ばず、「安全で信頼できる」方法を選ぶことが結果としてコスト削減にもつながります

特に人命を預かる作業であることを意識し、安全第一で判断することが大切です。

資格取得の有無は、そのまま作業の信頼度を示す指標になります。

費用と効率のバランスを見て導入を決める

ロープアクセスは初期費用が高く見えるかもしれませんが、作業効率や事故の回避を考えると、トータルコストでは有利になることもあります。

ブランコ作業は導入しやすいですが、安全性や対応できる作業内容に限界があります。

費用と効率のバランスを見極めて、自社のニーズに合った選択を行いましょう

長期的な視野での投資が、安全で効率的な作業体制の構築につながります。

 

ロープアクセスは、私たちトリプルワイにお任せください!

今回の記事では、ロープアクセスとブランコ作業の違いについて皆様にご紹介をしました。

トリプルワイは、誰もが認める世界最高の安全システム、ロープアクセスを採用し、対象工事の種類も豊富で、高い技術力を持った職人による工事のため、安心してご依頼いただけます。

特にベントキャップの交換などの工事では足場を組まずにロープアクセスで施工が可能なため費用を削減できる可能性が高いです。

 

ぜひ、下記リンクからお見積り・ご相談ください。

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