近年ドローンの普及がすすみ、マンションビルの外壁調査はドローンによる赤外線調査がメインになってきました。その後の補修工事は、足場を掛けて行うことが一般的ですが、なかには足場を固定するための控えがとれない建物があります。そのような建物では、足場屋さんに断られてしまうケースもあるようです。
そこで今回の記事では、足場の組立てができない現場でおすすめのロープアクセスについて詳しくご紹介いたします!
目次
足場屋さんが足場の設置を断る!?控えの取れない建物とは
カーテンウォール(壁がガラスでできている場合)やアルミパネルの外壁の場合、控えを打つことができません。控えとは、足場を壁に固定する道具のことです。これを打つことができないと、足場が不安定になり事故を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、倒壊防止措置として、労働安全衛生規則で設置が義務付けられています。
しかし、外壁の性質上控えが取れないのであれば、足場を建てても固定のしようがないので、足場を建てられないと業者に断られてしまうケースがあるのです。
もちろん、足場を組む以外の方法は多くありますが、足場会社によっては対応できないと断るケースもあります。また、足場を広く立てて安定させたり、屋上からワイヤーで吊るなど固定して無理やり足場を建てるケースもありますが、コストが高くついてしまうのが実態です。では、そのような現場ではどのようにして外壁工事を行えばよいのでしょうか?
控えが取れない現場はロープアクセスが最適
上記でお話ししたような、控えを取ることのできない現場は業者に足場の組立てを断られるケースも多く、どうしたらよいものか悩んでしまうこともあるでしょう。控え以外の方法で足場を固定するなどの方法もありますが、コストが高くなってしまいます。
そんな時におすすめなのがロープアクセスです。
ロープアクセスとは、ロープやアンカーなどを使用して高所作業を行う方法のことです。クライミングや洞窟探検等で古くから欧州では使われている手法で、日本では2016年に労働安全衛生規則でロープ高所作業が認められました。上下左右自由に動くことができ、ロープが切れるようなトラブルがない限りは安全に施工できるので注目が集まっています。特にロープアクセスは、建物の幅が狭くて足場が組めないといった特殊な現場で重宝されながら認知度を広げました。控えの取れない建物では、まさにロープアクセスの出番といっても過言ではありません。これまでは足場が組めない場合、ゴンドラで代用をしていましたがそれではコストが高くなってしまいます。しかし、ロープアクセスはコストが安くなる上に、足場を組んでの通常の補修を行うよりも早く完工することができるのです。
ロープアクセスでどんな工事ができる?
例えば控えを取れないアルミパネルの場合、ロープアクセスでアルミパネルの塗装やシーリングの打ち直し作業等を行うことができます。また、カーテンウォールの場合はシーリングの打ち直し作業が必要となりますが、ロープアクセスでこれらの作業は充分可能ですので、足場を組めない現場にはとてもおすすめです。
ロープアクセスの依頼はトリプルワイにお任せください。
トリプルワイは東京を中心とする首都圏エリアでロープアクセス工事の実績多数があります。控えが取れない現場の補修工事実績ももちろんございます。各建物に合わせた足場やロープアクセスを提案いたしますので、是非お気軽にご相談ください。
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