建物の外壁に使用されるタイルは、経年劣化や自然災害によって落下するリスクがあります。人身事故や財産損害を防ぐため、ワイヤーと落下防止ネットの設置が非常に重要です。この記事では、落下防止のためのワイヤーとネットの必要性、設置方法などについて解説します。安全対策をしっかりと行い、安心して生活できる環境を整えましょう。
目次
タイルの落下要因
地震
地震による建物の揺れは、タイルの落下の主要な原因の一つです。特に、日本のように地震が頻繁に発生する地域では、外壁タイルの安全対策が不可欠です。地震時、建物の外壁は大きな力を受け、それに耐え切れずにタイルが剥がれ落ちることがあります。これは、タイルが接着されている接着剤の劣化や、施工時の不備が原因で起こることも少なくありません。落下したタイルは重量があるため、通行人への重大な危険をもたらすことがあり、大きな事故に繋がる可能性があります。
施工不良
タイルの落下という事案において施工不良も重大な要因です。不適切な施工方法、例えば接着剤の不十分な塗布や、適さない材料の使用、目荒しを十分に行っていないことは、タイルの密着力を著しく低下させます。特に、湿気の多い環境や温度変化の激しい場所では、タイル接着剤の性能が低下しやすく、外壁からタイルが剥離する原因となり得ます。この問題を未然に防ぐには、資格を持った専門業者による正確な施工が必要です。また、施工後の定期点検と修繕を行うことで、タイルの落下リスクを大幅に減少させることができます。
ワイヤー、落下防止ネットの特徴
タイルの落下は重大な事故につながるため、特に地震国日本においては防止策が必要です。落下防止ネットはその有効な対策の一つとして注目されています。
落下防止ネットは衝撃吸収に優れ、網糸が切れても穴が広がりにくい、タイルの大きさにあわせて目の大きさも3種類選択可能、ネット自体の耐久は10年~15年、交換時はネットのみ交換可能、目立たない色のため、外観を損ねないといった特徴があります。
また、ネットの編網方法としては、糸の交差部分に結び目があり、結束強度が強く、ほどけにくいため、ネットの周囲にロープを縫い付けなくても使用できる有結節、糸の交差部分に結び目がなく、通風率の高い無結節、糸の結節部がなく、レース状に編まれており、安全ネット・養生ネットに多く使用されるラッセルがあります。
さらに、ワイヤーも重要な役割を担います。ネットを張りめぐらす前に、ワイヤーを取り付けることで、ネットを結束することが可能になり、ネット自体のずれや落下を防ぎ、安全に繋がります。
落下防止ネットの設置方法
落下防止ネットの設置方法はロープアクセスがおすすめです。
ロープアクセスを用いることで他の方法と比較して工期も短く、費用も低く抑えることができます。
他の代表的なネットの設置方法はゴンドラ工法です。こちらもロープアクセスと同じく無足場工法の1つです。しかし、ロープアクセスと比較すると費用は1.3〜1.5倍以上になってしまいます。
落下防止ネット設置の流れと費用
最後に、タイルの落下防止ネット設置の費用と流れについてご紹介していきます。まず最初に設置の流れについてご紹介していきます。
初めに、現地で打ち合わせを行い、図面を採寸し、タイル落下防止ネットの作成を行います。次に、建物の壁の周囲にアンカーを打ち、ワイヤーを張りめぐらせます。そして最後に、作成したタイル落下防止ネットを仮止めし、結束線で綺麗に止めて施工完了となります。
では、タイルの落下防止ネット設置にかかる費用はどれくらいなのか、ここからはご紹介していきます。
費用の目安としては、15〜16階のマンションの1面に施工することを想定した場合、仮設費用・作業費用、ネット代込みで平米3000円〜になります。
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この記事では、ワイヤーと落下防止ネットの重要性について解説いたしました。タイルの落下を防ぎ、被害を出さないためにもワイヤーとネットは欠かせません。お家や建物のタイルがずれてきており、危険な状態のままであるケースが多々見受けられるかと思います。
被害を出さない、一人の命も犠牲にしないためにも、タイル落下防止のワイヤーとネットの設置は私たち株式会社トリプルワイにぜひご依頼ください。
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